アイスト(アイドリングストップ機能付車の略)って
本当に経済的なのか・・・
メーカーによって呼び名は違うかもしれませんが、
アイスト(アイドリングストップ機能付車の略)って本当に経済的なのか・・・
トータルで考えたことはあるでしょうか。
簡単にいうとアイスト機能で信号待ちなどでエンジンを停止させ、
ブレーキペダルから足を外すと再始動する機能のついた車のことです。
メーカーによって表示方法は違うと思いますが、
アイドリングストップ時にガソリンがどれだけ節約されているか
表示もされますが、その節約量はかなり少ないものです。
「ちりもつもれば~」という言葉もありますので積み重なったら
それなりの節約量になるかもしれませんが、
その機能を可能にするためにバッテリーが2つ搭載されていることはご存知でしょうか。
今までは車のバッテリーといえば1つというのが当たり前でした。
しかし、停止から始動を繰り返すためにメインバッテリーに
負担がかかりすぎるため補助バッテリー的なかたちで
もう1つ搭載されるようになりました。
という事は車検時や点検時にバッテリーが弱っているということで
交換を提案された事は車を所有している方なら
一度や二度はあるかと思いますが単純に言うとその交換の際に
2倍の費用が発生するということです。
また、こういった機能が無かった頃は軽自動車だと
5000円位から交換出来ていましたが、
現在は盗難防止機能付車やナビゲーション装着車がほとんどになってきたため
昔のバッテリーと比較してもバッテリー本体の容量は格段に向上しております。
そのため、金額も高い物であると倍以上する物もあります。
バッテリー交換目安
バッテリー自体は約3年が交換目安と言われておりますが、
その際に少なくとも今までの倍近い支払いが
発生してしまうということになります。
低燃費なエコカーに買い替えをして経済的にという思いだけで
購入する前に販売員や営業スタッフにご自身が購入を検討している車は
バッテリー交換が必要になった場合、いくら必要になるのかくらいは
事前に確認することをお勧めします。
週末しか車を使用しなくて年間5,000キロ~10,000キロ以下の
走行距離にしかならない場合はアイストによって節約されたガソリン代より
バッテリー交換代の方がずっと大きくなってしまうケースもあります。
ご自身の使用方法・年間走行距離・使用年数など
トータルから検討することがいいと思います。
営業スタッフの中には購入してから次の買い替え期間までの
ランニングコストでトータル的な提案をしてくれる人もいるかもしれません。
購入を検討する際は店頭で対応してくれる営業に
そういった質問を投げかけてみるのも有りです。
日頃からそういった提案をしている営業はすぐにトータルコストを出してくれます。
車は購入したら終わりでなく、車検や点検・オイル交換などで
後々まで付き合っていくことが多いです。
購入後、ご自身でメンテナンスをしたり
友人・知人の工場に頼むという方は別として、
購入店にメンテナンスを依頼していく予定の方は
車を選ぶのと合わせて、後々ご自身の対応をしてもらうことになる
営業もしっかり見定めることも大切だと思います。