交通安全 ~交通事故を無くすために出来る事~


 

私がディーラーに勤めていた時、交通安全の取り組みを始めました。

 

思いとしては交通事故を無くすために何かできないかという事とディーラーに勤めている人間としてやるべき必要があるという考えからでした。

 

早朝7時30~8時20分の約1時間でしたが、勤務時間外ということもありスタッフの協力や賛同が得れるかという不安はありましたが、当時一緒に働いていた営業スタッフは全員賛同してくれ取り組みを開始することができました。

 

 

今思えば自分の思いで始めたことに理解を示してくれた当時のスタッフには本当に感謝しています。

 

回数は月によりまちまちでしたが、多い月は12~14日会社近くの交差点の横断歩道で旗を振りました。

通勤・通学の時間帯がメインでしたので多くの社会人や学生が通っていましたが、その中で感じたことは社会人より学生の方がしっかり挨拶ができるということでした。

 

特に小学低学年の子供たちが大きなランドセルを背負って元気な挨拶をして学校へ向かっている姿をみていると、その日一日自分自身も活き活き働ける気分にもなりました。

同時にこういった子供達が痛ましい交通事故に巻き込まれることの無いようにするためにも自分たちが行なっている活動は絶対に必要だとも感じれるようになってきていました。

 

 

また、県内の企業としては初の取り組みだったということもあり県から表彰を受けることにもなりました。

ただそのようなものを求めていたわけではなかったのでそれに対して喜びや嬉しさは特に無く、それ以上に取り組みを継続することやもっと広げていく必要があると感じました。また、驚きは今までこういった取り組みをしている企業が無かったということです。私たちはその中でも自動車に関わる仕事でもありましたので当然の取り組みだと言えたかもしれません。

 

ただ、残念だったことはこの取り組みを広げる事が出来なかったということでした。私の勤めていた店舗では継続されていましたが、それ以外の店舗や、他のディーラーに広がることはありませんでした。

 

その後、私はディーラーを退職しましたし、スタッフも当時からすると大きく入れ替わりましたので現在どうなっているかはわかりません。

そんな中、先日ある後輩からラインがありました。

その後輩もディーラーは退職しており現在は別の職種についているのですが、その送ってきてくれたラインの内容が凄く嬉しい内容でした。

 

その後輩は今勤めている会社の社長に

ディーラー勤務時代に行なっていた交通安全の取り組みを行ないたいと伝えたようです。

 

結果は社長も取り組みに対して凄く喜んでくれ、まずは一人ですがこれから活動していきますという内容でした。

その後輩は私が取り組みを始めた時から一緒に活動してくれていたうちの一人で、自身の子供も小学校に通っており、取り組みに対して強く共感してくれていたようでした。

 

勤め先は別々になったとしてもそういった思いを忘れずにいてくれる後輩がいるということが私にとって財産であり、今後私自身もできることがあれば色々な活動をしていこうと勇気づけられました。

 

私個人としては高学歴、高所得なんかより、人の痛みがわかり、共感できる優しさを持つことができる人が素敵であり、私自身得るものも多いと思っております。