車を購入する方の幅は広いです。
免許取りたての若者から自身より一回りもふた回りも年上の年配者、更にその中でも男性、女性というように。
これだけ購入検討者の幅が広ければ、求められている内容も間違いなく違います。
違わないものとしては燃費が良くて安全ということくらいではないでしょうか。
ここでは現在自動車ディーラーで営業をしている方に少しでも参考になるかもしれませんので購入者(男性と女性の決め手)の違いについてお伝えさせて頂きます。
まず、男性です。
男性の決め手順位は
価格→デザイン・見た目(外装)→居住性→燃費→走行性能となります。
一方、女性は
デザイン・見た目(外装)→価格→運転のし易さ(小回りなど)→居住性→燃費となります。
トップ5は入れ替わりはあるものの大きな違いは無いように思われるかもしれません。
しかし、女性の1番重視するデザインは2人に1人が1番重視するという結果が出ています。
ただ、よくよく見てみると製造業務が無く販売だけしているディーラーとして改善できる項目は1つも無いのが事実です。
強いて言えば価格は値引きで多少調整が出来るとは思いますが。
では、ディーラーの皆さんの価値はどこにあるのでしょうか?
よくハード面・ソフト面と言われますが、ハード面は店舗(建物)や商品になりソフト面は店舗スタッフや、対応者の対応などになると思います。
そのソフト面でお客様が重視する部分も男性と女性では違います。
男性はスタッフの対応、値引額、ブランド信頼感の3つがほぼ同じとなります。
一方で女性はスタッフの対応が大きく、次いで値引額、ブランド信頼感となります。
同じように感じるかもしれませんが、男性と女性では、対応するスタッフによって成約率が変わってくる可能性があるということになります。
製造が無いディーラーにとっては間違いなく強化、改善が必要な項目に違いはありません。