私は営業を9年経験しました。
その期間、お客様や先輩、研修などでたくさんの事を学ばせて頂くことができました。そんな中でも一番多くのことを学ばせて頂けたのはお客様からでした。
仕事のスキルや話法については研修などで学ぶことができますが、何を求めているかについての本筋はお客様からでないと学ぶことができません。
そこから自分の中で学んだ事はお客様に対して商品を販売することの前に、
お客様それぞれのニーズを聴き出しそれを満たしていくことが優先ということでした。
キレイごとに聞こえるかもしれませんが、実際にお客様が求めていた商品ではない別の商品を販売したことは多々ありました。
かといってお客様が不満に感じたかというと逆です。
私はそれがお客様のニーズを満たすことが出来たからではないかと思っております。
以前にも述べましたが、そういったお客様からは特に多くの紹介を頂くことができたのも事実です。
私は自動車ディーラーの営業でしたので販売からサービス(車検・点検・保険etc)まで行なっていましたが、購入時からサービス部分まですべてニーズと満たすということを優先した活動と提案を行なってきました。
(サービス商品に関してはブログ内の「くるま関係」で述べさせて頂いております)
お客様が買いたいという商品だけ販売するならそこに営業としての価値は無いと言えるのではないでしょうか。
言われたことにだけ対応していくのではなく、お客様にとってメリットがあり、快適になるための事を常に考えた仕事をしていく方がずっとやりがいもありますし、成長もできると思います。
お客様から「この商品の購入を検討している」と言われた際、すぐに賛同して商品説明をするのではなく、なぜその商品を検討しているのか聴いてみて下さい。
そういった質問でお客様のニーズの聴き出しをしっかりと行なわないと最終的に他社の商品と競合になり、値引きで勝負みたいなことになってしまいます。
値引きを武器に勝負しかできない営業ではなく、商品価値を提供できる営業を目指してほしいと思います。
このような考え方・信念をもっている限り、必ずあなた自身の成長につながります。
もっと言えば、そういった質問ができてお客様のことを考え、最善・最高の提案ができるのがプロだと思います。