サービス業ではお客様から「ありがとう」と言って頂けるサービスを!
とよく耳にしたりスローガンで掲げたりしているかと思います。
それ自体は私も間違っているとは思いません。
ありがとう=お客様満足という考え方もできるからです。
ただ、私も営業時代にお客様をお見送りしている時によく「ありがとう」と言う言葉を頂きました。
しかし、その時思っていたことは「ありがとう」は本心だったのか、何かもっと提供できるサービスはなかったか、また次も気持ちよく利用してもらえるのだろうかなどいつも自問自答をしていました。
何故なら不安だったからです。
自信を持ってサービスを提供していましたが、それがベストな対応だったのか、お客様それぞれに合っていたのかなど言われて嬉しいはずの言葉が凄く重かった事を覚えています。
そんな事もあり、ご来店頂いたお客様へのアフターフォローは御礼も兼ねて必ず実施していました。
その時に会話をした感じから「ありがとう」がどういうレベルだったのかを感じ取るようにしていました。
今現在営業をしている方も日々お客様から「ありがとう」という言葉を頂いているかと思います。
その度に本心だったのか、次回もご来店頂けるかなどと考えていると仕事に対する改善点や新しい取組みなどが生まれてくると思います。
「ありがとう」と言われて満足せず、本心で言ってくれたか常に考える習慣を身につけておけば職種が変わったとしても対応出来る人間になれるはずです。