仕事やスポーツなどにおいて自分が成長していると実感するのはどのような時でしょうか。
営業であれば先輩の同行無しに1人訪問活動が出来るようになるや1人で受注までもっていけるようになった時などでしょうか。
スポーツであれば、1ヶ月前までは出来なかったプレーが出来るようになったりすると成長していると実感するのではないかと思います。
このように成長というと今まで出来なかった事が出来るようになる事で実感するのではないかと思います。
では行動やプレーレベルである一定の事が出来るようになれば成長はどうなるのでしょう?
営業職であれば5年も経験すればそれなりに1人で仕事をこなしていく事が出来るようになります。
そこからの成長とは何でしょうか。
また、考えてみた事はあるでしょうか?
私が感じていたのは若手は出来なかった事や知らなかった事を学びながら成長していると実感出来ていたのですが、10年程度経験を積んできたある意味営業職で言えば中間層や課長、店長をみているとそこに不安を感じました。
ひと通りの業務が出来るようになった事によるものなのか成長に対しての思いが感じ取りにくくなってしまったからです。
目の前の日常業務が出来るようになればそれでいいのでしょうか?
また、そのような自身の成長に対して向き合わず目標も定めていないような上司の下で働く事になった部下はどうでしょうか?
不幸です。
その上司と一緒にやっている以上日常業務が出来るようになれば、そこからの成長が見込みにくくなるからです。
ただ、そこまでになると中には自身の成長について上司に関係なく考えて行動できる人もいるかもしれませんが。
世の中はもの凄いスピードで変化しています。
商品も進化し、それに伴い販売手法も変わっているでしょう。
また世の中のニーズや価値観も変わり続けています。
そんな中、過去の経験にしがみつきそれをいつまでも使い続けているようでは衰退しかありません。
今、若い方は自身の目の前の業務が1人で出来るようになったら終わりではなく、世の中が何を求めているのか、何が受け入れられるのかなど、自分の畑だけでなく他業種も知り、お客様や仲間の幸せを考え、常にアンテナを張り新しいものを取り入れ、また新しいやり方を生み出し成長し続けてほしいと思います。
そういう感覚を持ち行動し続けれているあなたの部下になった社員の成長は途中で止まることはないと思います。
自身が成長し続ける事が部下も成長させ更には幸せにするということを忘れないでください。