新任店長時の大きな失敗と勘違い。自意識過剰の天狗状態が招いた店舗崩壊


店長1年目・・・

 

営業経験を9年経て店長となった1年目のことです。

 

 

 

 

 

 

 

それなりに実績を出してきたという自信もあり、店長の業務については特に不安をもつこともなく就任したことを覚えています。

 

ただ、あとになって未熟だったと猛反省でしたが、その時の自信が失敗の原因でした。

 

営業時代に私が行なってきた提案や考え方について展開することで理解はしてもらえると勝手な解釈をし、スタッフの立場で考えること考えようともしませんでした。

 

しかし、自分では出来ていたとしても十人十色でなかなかうまく実施や提案ができない。

それが理解できずただただ怒る日々。。。

 

理解しようともせず、自分の思うように進まないことをスタッフに責任転換することで自分がいけないのではなく、スタッフの能力の低さがうまくいかない原因だと思い込んでいました。今思えば完全に店長失格です。

 

結果的に1年間で3人の若手営業が退職してしまうことになってしまい、営業5人で運営していた店舗は崩壊寸前となってしまいました。

 

 

そうなって初めて問題がスタッフではなく自分自身ではないかという事に気が付きました。

遅すぎました・・・。

 

会社に対しても大きな損害を与えてしまう結果になりましたが、それでも降格などもなくチャンスを頂けたことに関しては今でも感謝しております。

 

ただ自身のことでいうと、この1年間が失敗と経験があったからこそ今の自分があると言っても過言ではないと思っております。

 

管理職を目指している方で私のような人は少ないかもしれませんが、営業時代にそれなりの実績を残されていた方は、特に気をつけておかないといけないと思います。

 

営業時代に自身が普通の感覚で行なってきたことが、周りからすると普通ではないことがたくさんあるという事です。

 

お客様目線で行動したり、お客様に寄り添った提案をするのと同様にスタッフにも同じ感覚で接していくことが大切です。

 

そういった感覚をもっていれば、現在よく言われている「コミュニケーションがうまくとれない・とりかたがわからない」という問題はクリアできると思います。

 

本や研修で学ぶこともたくさんありますが、自身の体験から学ぶ成功・失敗がやはり一番の糧になることは間違いないです。

 

最後に今でこそ笑い話にできるのですが、あるスタッフに当時の私のことで「よく毎日毎日あんなに怒ることがありましたね」と言われました。

 

怖いですよね、

 

当時の自分はそのような感覚はまったくなかったのですから。